ハッピーエンドな旅の途中で。

生きてる事は旅すること。旅とは移動の有無ではなく、生きるスタンスそのもの。

【仏教】空観→中観←仮観③

中観(ちゅうがん)。

 

前回、前々回で空観と仮観をお伝えしました。

 

 

空観→中観←仮観① 宗教のヤバさを考える - 我れながら、Acting Outな日々

空観→中観←仮観② - 我れながら、Acting Outな日々

 

空観は全ては実体のない、幻だ。

 

仮観は、全ては関係性の中に役割があり、この世に存在している。

 

対極する概念を紹介させて、いただきました。

 

今日お伝えします、

中観はその考え方の中庸のバランスをとることが大切だよという、 お釈迦様が悟られた時に気付かれた事です。

 

全ては実体の無い、幻みたいなもの。

 

でも、この世に(自分が認識できる世界において)存在している。

 

それは私とそのものの間に関係性があるから。

 

そう考えると、この世に無駄なものなんて何一つないんだにゃー。

と、猫ひろし風に考えるのが中観です。

 

それでも、なんでも、お金やら、なんやらは欲しいですよね。

 

でも、お金やら、なんやらを持つことと私が幸せであることは根底には関係してない。

 

そう、考えるのが空観。

 

では、大金持ちになったり、自分のやりたい事をやりまくって、から見える世界はどんな景色なんだろ? と仮のゴール設定をしてみるのが、 仮観。

 

無駄な事は何もないなぁと、 受け入れることが中観。 (自己受容みたいでしょ?)

 

今の自分はどうなってんだろ? と第三者的に宇宙からメタ認知的に俯瞰してみて、考えてください。

 

これを止観といいます。 (この後に及んで 新しい観がでてきましたー^_^)

 

全ては変化の中で、移り変わっていくものです、(無常)

留まることのない その動的に平衡された状態の中に、 自分という設定がある。 (無我)

 

全ては関係性の中に実体があり、原因と結果が存在します(縁起)

 

目の前にあるものの存在(色)も、 私とその物の関係性の中で存在します。(空)

 

起きていることは、結果であって 、同時に過程でもある。

 

おわり。

 

あとがき

 

長々と読んでくれた方ありがとう!

仏教は宗教的な側面と哲学的な側面が強い、考え方です。

空観や空の認識は難しいと思います。

 

量子力学のシュレディンガーの猫を調べてみたら、学びが深くなるかもしれません。

 

ある事とない事を同時に成り立たせている実験です。

シュレディンガーは、物理学者ですが、偉大な現代美術のアーティストだとも思ってます。

自分でもまとめてみたかったテーマだったので、

書けてすっきりしました!

ありがとうございます^_^

 

 

空の論理「中観」―仏教の思想〈3〉 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

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空と中観 (シリーズ大乗仏教)

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