ハッピーエンドな旅の途中で。

生きてる事は旅すること。旅とは移動の有無ではなく、生きるスタンスそのもの。

ギフト経済について~バーニングマンとカルマキッチンから~

以前記事で、バトンを次へ回すことを推奨することを書きました。 

 

バトンを次に回す事 - 我がActing Outな日々

 

 

 

これをペイフォワードと英語では呼ぶらしいですが、 日本語でも恩送り、という言葉が存在していたようです。

 

恩返しは、恩を受けた人に恩を返すことですが、 恩送りは、いいことをされたら、恩を受けた人と違う、

 

第三者へいいことをすることです。

 

その連鎖が世界を幸せにしていくイメージです。

 

そんな理想郷?みたいな話がリアルにあるようなので紹介します。

 

アメリカのバーニングマンというイベントをご存知でしょうか?

 

バーニングマン - Wikipedia

 

ネバダ州の何も無い砂漠地帯に一週間だけ共同体を作るイベントです。

そこで各自、アート、音楽、パフォーマンスを行い、自由に過ごします。

 

食料、水、住居は全て自己責任で用意しなければなりません。

 

ルールとして、

・傍観者になるな (参加者全員がパフォーマー)

・お金をつかっちゃだめ! (分け合う)

・跡に何も残さない (最後は燃やし尽くします)

 

 

 参加者が自分ができることを無償で行い、それを他の参加者へ価値として還元することで生活が営まれているのです。

 

パフォーマンスとしての分かち合いが行われているのですね。

 

貨幣経済ではなく、ギフト経済が回っている実験的なイベントです。

 

40歳までには是非行きたいと個人的には思います。 日本でもやるみたいですよ! →http://burning-japan.com/about/burningman/ 誰か一緒にいきましょう^_^

 

 

続いて、カルマキッチンの話しです。

 

これもアメリカの話しです。

これは貨幣経済の中にありながら、ギフト経済への新しいコンセプトを打ち出しています。

 

カルマキッチンは 名前の通り飲食できるカフェですが、かなり画期的です。

 

なんと無料で飲食ができます。

 

お店に入るとこう言われます

 

「あなたの食事のお代は前の方から頂いてます、ですから支払う必要はありませんが、次の人へ優しさを送ることもできます」

 

と、食後に封筒を渡されるようです。

 

 

そこで、お金を入れる人、ボランティアをする人、他の参加者の為にパフォーマンスをする人。

 

そんな優しさの連鎖が社会への価値として還元されるなら、素晴らしいと思います。

 

 

お金が、単なるサービスやモノとの交換のとしての使い方ではなくて、 縁を紡ぐ方法や自分の意思やアイデンティティを表現する為の使い方へ、進化しているように私は感じるのでした^_^

 

お金を1円、2円と数えるのではなく、1縁、2縁と共同体への奉仕の単位として数えられる日がいつか来るかもしれません。